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思いつきの備忘録

早期退職を考える時はいつ?

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早期退職を考えた時、真っ先に心配になるのは資金計画です。

 

ファイナンシャルプランニングをしてもらっても、これだけの貯蓄があれば絶対に安心と言えるラインを探すのは案外難しいもの。

 

もし、年金受給まで貯蓄だけに依存する計画の場合には少なくとも、

 

  • 突然の出費が発生しない
  • 物価変動がない

 

この要件が予定通りに進む必要がありますが、こればかりは個人の努力と関係ないところで進んでいきます。

 

そもそも、絶対に安心なんてものはない訳ですから、あまり深く考えたところでマイナス思考しか生まれません。

 

それよりも、早期退職の最大のメリットとは体力と使える経験がある時期に自由になれることです。

 

今後は定年になる年齢が伸びるので、自由時間が得られた時には体の自由が効かない可能性は高くなるでしょう。

 

嫌でも老後の楽しみ方は体力に比例します。

 

食が細くなれば、お金があっても満足に食べることが出来なくなるものです。

 

それを前倒して楽しむことが、本来あるべき早期退職の本質です。

 

もし、貯蓄額が気になって、早期退職に踏み出せないようなら、楽しむための目標がないとも言えます。

 

そのような時は、まだ早期退職をする時期ではありません。

 

 

 

早期退職後は単発で稼ぐ能力が役立つ

早期退職後は無闇に貯蓄を取り崩すことがないように、単発的に稼ぐ力があると便利です。

 

年齢が高くなると正社員の仕事は減りますが、季節需要型のスポット的な仕事の需要は意外とあります。

 

そのような単発的でも稼ぎがあれば、それだけ貯蓄を取り崩す時間は稼げるものです。

 

スポット的な仕事は多少の技術が必要なものが多いですが、このような技術の習得は貯蓄よりも簡単ですし、安心感と言う意味では貯蓄より上になるでしょう。

 

一例としては、

 

  • 決算期の経理事務
  • 夏のエアコンの取り付け
  • 農繁期の作業応援
  • 建設現場での手伝い

 

これらは実際に退職した知人が行なっていたものですが、専門技術と言うよりも手を貸すと言った感じだったそうです。

 

これらの仕事は社員として雇ってまで行うものではなかったので、かなりニッチな需要と言えます。

 

貯蓄の減りを遅くすることが目的なら、このような仕事もあります。

 

もちろん、これらはハローワークに出る仕事ではありませんから、自身で仕事を探す必要があります。

 

それこそが、早期退職後には最も役立つスキルとも言えるのかもしれません。

 


足りなくなったら稼ぐ

必要な時に必要な額を稼ぐほうが、物価の変動には耐えられます。

 

仮に通貨が無くなっても、物々交換だけでも生きていけるスキルなら最高です。

 

早期退職とは人生を先送りにしない一つの手段です。

 

だから、誰もが早期退職に適しているとは言えません。

 

まず必要なのは、自分自身の生きる目標。

 

それがはっきりしてから、早期退職を望む方が無駄なく行けそうな気がします。

 

早期退職を考える時期とは、もう一度自分がしたいものを見つけた時です。

 

したいものに対して、失敗も成功もありません。

 

挑戦できたか、それとも出来なかったかだけです。